相見積りはすべきか?

相見積りはすべきか?

いくつかの会社から同時に見積もりをとることを「相見積り」と言います。「あいみつ」とも呼ばれます。

この相見積りが有効なのは、シンプルな仕事を依頼するときです。シンプルな仕事とは、得たい成果がわかりやすいものです。たとえば、何かの登録手続き代行の仕事を依頼する場合、基本的に登録できさえすればいいのですから、相見積りで安いほうが好ましいです。それ以外のサービスが大事な場合は不要ですが。

また、住宅関連でいえば、解体工事です。解体工事は現状の土地にある古家を解体して、更地にすることです。成果はシンプルで、古家を解体して更地にすることです。きちんと仕事してくれさえすれば問題ありません。あまりに安すぎて、きちんとした仕事をしない会社は問題外ですが。

では、家づくりの際、いくつかの住宅会社に相見積りをとるべきでしょうか?

もちろん、否定はしません。しかし、住宅の場合、相見積りはあまりオススメできません

住宅での相見積りがお勧めできない理由

理由は大きく2つあります。

1.会社で仕様が違うので、単純な価格比較できないこと
2.見積り自体にコストが大きくかかること

注文住宅は、会社で仕様が違うので単純な価格比較できない

ひとつ目は「会社で仕様が違うので、単純な価格比較できないこと」です。

住宅会社によって、基本となる仕様は異なります。たとえば、構造が木造軸組か、ツーバイフォーか、軽量鉄骨か、鉄骨造か。断熱が充填断熱(内断熱)か、外張り断熱(外断熱)か。細かいところでは、内装材の標準は何か。壁材、床材は何が標準仕様か。これらの仕様は住宅会社によって、大きく異なります。元々、これらの使うもの、つくるものが違うのですから、単純に高い、安いの価格比較はできません。

たとえば、スーツとダウンジャケットは単純な価格比較はできません。スーツの素材とダウンジャケットの素材は違います。素材のコストも違います。織り方も違います。手間も違います。ダウンジャケットはダウンが入っています。ただ、同じ衣服です。これらのような違いが、住宅にはあります。

ですから、会社で仕様が違うので、単純な価格比較できないのです。

見積り自体にコストが大きくかかる

もうひとつの理由が「見積り自体にコストが大きくかかること」です。
見積りは「何に、どれくらいのお金がかかっているのかを書き出していったもの」です。

これは言うは易しなのですが、住宅は何万点もの部品を組み合わせてできあがるものです。つまり、何万点もの部品のコストをピックアップしてかなければならないわけです。正確に数字を出そうと思うと、それだけの手間とコストがかかるのです。

もちろん、標準仕様で概算で出すこともできます。しかし、それでも注文住宅ですから、単純にポンッと出せるものではありません。手間とコスト、時間がかかります。人件費、手間とコスト、時間がかかっていますから、その費用は住宅会社持ちなわけです。

この相見積りは複数の会社にさせていることですから、注文がいただけるのは、ひとつの会社だけです。見積りをきちんと出しても、残りの会社は注文をいただけないわけです。ただ、かけた手間、コストは返ってきません。タダ働きです。

では、そのコストは誰が負担するのかというと、一般的にはその会社のお客様です。お客様にならなかった人の見積りコストも、負担しているわけです。不公平なことです。しかし、それが一般的です。相見積りをして、契約いただけないということはそうなるのです。

ちなみに、でんホームの場合は相見積りは受けておりません。理由は上記二つの理由からです。ご契約いただいたお客様が契約に至らなかった方の見積りコストを負担するのは公平とは言えません。また、私たちは不正な利益や、暴利をいただいてはおりません。適正な利益をいただき、永続してお客様のフォローをし続けていきたいと思っております。

そのために、でんホームの考え方、理念に共感できる方をお客様にしたいと考えております。価格がべらぼうに高いわけではありません。ですので、単純に安いから注文する、高いから注文しないという方はお断りしております。そういうポリシーで仕事をしております。それが結果的に、でんホームのお客様のためになると思うからです。

じゃあ、どうすればいいか?

さて、相見積りにはこのような理屈が背景にあります。では、どうすればいいのでしょうか?

それは「信頼できる住宅会社に依頼すること」です。

信頼できる良心的な住宅会社は暴利をとったりしません。不当な利益をあげていません。適切な利益をいただき、きちんとした仕事をします。見積りが多少高かった場合、安いほうは手抜きをするのかもしれません。良心的な住宅会社はきちんと仕事をした場合の正当な価格を提示します。

住宅では、激安で良品はありません。価格相応の家ができます。同じ品質で、激安な家はありません。激安であれば、どこかが激安です。品質を下げて安くしている場合もあれば、手間をかけずに安くしている場合もあれば、何かを抜いている場合もあります。それが何かはわかりませんが。

信頼できる住宅会社を選んでいただくことが、失敗しない家づくりの大きな一歩であると断言できます。信頼できる会社はお客様をだましません。べらぼうに高い価格をふっかけて、暴利を貪ったりしません。適切な利益で最大のお役立ちをしてくれます。



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