和室は何のために必要ですか?(動画あり)

和室は何のために必要ですか?(動画あり)

住宅に和室。
ごく一般的な組み合わせです。

新築の一戸建てといえば、二階建てで3LDKか4LDK、そのうち一部屋は和室。6畳か8畳くらいの畳敷き。それが一般的な住宅にある和室です。

では、根本的な質問になりますが、「和室は何のために必要でしょうか?」

和室は何のために必要でしょうか?

ひとつには「両親のため」という意見があります。いつか一緒に親御様と住まれる際に必要ということです。

ただ、高齢の方は意外に和室に住みづらかったりする場合があります。床が畳ですから、立ったり、座ったり、寝たり、起きたり。これらの動作が負担になる場合もあります。また、高齢の方はヒザが悪かったり、足腰に負担をかけられない場合があります。床が畳だと、どうしても正座、あぐら(女性はなかなかしづらいです)といったヒザや足腰に負担がかかりがちな体勢が多いです。

ですから、本質的な意味で和室がご両親にとって適しているとは言えない面もあるのです。
実際には、イスに座ったり、ベッドを使ったりのほうが適していることも多いです。

もうひとつの意見としては「日本だから、和の部屋がほしい」です。
「和室=畳敷き」の等式が頭にあることで、和室を希望されます。

ただ、実際の日本家屋の歴史からみて、畳は非常に貴重で、高級なものでした。比較的に畳が普及したのが、江戸時代ですが、それでも江戸時代における武士、支配階級の屋敷にのみ、存在するものでした。

それ以前の住宅はほとんどが板張りです。床は板です。板の間です。江戸時代の武士の屋敷でさえ、座敷や床の間といった重要なエリア(主にお客様を招くエリアですが)以外は板の間でした。

つまり、「和室=畳敷き」ということではないです。実際には、「和室=板敷き(フローリング)」のほうが、日本の歴史的には正しいほうなのです。

ただ、もちろん畳という文化も大事です。大切にされたい方は、板敷きの上に、畳を置くというスタイルもあります。完全に畳敷きにする必要はないです。

このように「本当に必要か?」「何のために必要か?」という本質的な質問を自問されると、いい家づくりができます

本当に大切にしたいものを大切にできます。余計な先入観で、本当は要らなかったものを買わずにすみます。家づくりは一大事です。本当に大事なものを選んでください。



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