住宅省エネルギー施工技術講習を受けてきました

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先日、住宅省エネルギー施工技術講習を受けてきました。

この「住宅省エネルギー施工技術講習会」は、新築住宅における省エネ基準適合率を平成32年度までに100%とすることを目的とし、地域の木造住宅生産を担う大工工務店を対象としたものです。

具体的にどのようなことを学んだのかというと、実際の現場で必要な施工技術についての細かい情報です。

たとえば、外張断熱工法による屋根の断熱施工において、野地板を気密層とする場合は、合板の突付け部を気密テープで塞ぐこと。また、壁との取り合い部での気密措置としては、先張り防湿フィルムを施工する方法や現場発砲断熱材で隙間を防ぐ等の方法があることなどです。

これらの知識は、ある程度、基礎知識です。
ですから、復習という位置づけでしょうか。

ほかにも、わかりやすい話ですと、以下のようなことがあります。

・夏の快適な住まいをつくるには、通風、排熱などで熱を逃がし、断熱化、日射遮蔽により熱を入れないようにすること

・省エネルギー住宅をつくる建築による手法では、住宅の暖冷房負荷そのものを減らす(=エネルギー消費を元から断つ)効果があり、「設備による手法」は、発生した負荷をいかに少ないエネルギーでまかなうかに効果を発揮します。

そのため、最初に建築によって省エネ化を図り、次に設備による省エネ化を図ります。

断熱、気密、きちんとしなければなりません。

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森林飽和―国土の変貌を考える 太田 猛彦 (著) #206

本書は思いこみを覆す本です。
山に行き、見渡せば、緑の木々に覆われた山々。

しかし、50年前、そこは「はげ山」であった

日本の国土は、たった数十年間に起きた急激で劇的な変化に見舞われました。

たとえば、日本全国の砂浜海岸で砂が減り、砂浜の幅が狭くなる事例が報告されています。
これは、地盤沈下やダムの影響、護岸工事の影響などと議論されていますが、実際はより根源的な環境である山地・森林の変化なのです。

二十世紀に起こり、今も静かに続く国土の変貌。
それは「森林の飽和状態」です。

本書はそのことについて話しています。

はげ山だらけの日本

ここ数十年前、日本の野山は「はげ山」でした
木が生えず、地表に植生も土壌もない、基盤岩が露出した山「はげ山」です。

本書では江戸時代の絵、60年前の写真を参考に挙げて語られています。

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少なくとも、江戸時代中期から昭和時代前期にかけて、鬱蒼とした森をほとんど目にすることなく暮らしていたそうです。

なぜでしょうか?

かつての日本は、なぜ「はげ山」だらけだったか?

そもそも、かつての日本にはどのような資源があったでしょうか?

木、土、石くらいです。

そのなかで、木材は加工の容易さから、建築材料、舟の材料、道具の材料、そして、薪や炭といった燃料(エネルギー資源)として活用されていました

たとえば、塩をつくる際、海水を煮沸するための燃料として使われました。
また、鉄を使うための製鉄にも、大量の燃料が使われました。
焼き物(窯業)にも燃料が使われました。

さらに人口増加に伴って、住まいが必要となることで、木材が必要となります。
これらの結果、木材への需要が高く、供給には年数がかかることから、木が伐られ、森はなくなり、はげ山になったわけです。

そこから災害対策の観点や木材需要から、1960年代に「拡大造林」政策が始まります。
これによって、日本にはスギ(杉)、ヒノキ(桧)、カラマツ(唐松)などの「一斉林」を出現させることになります。

ただ、上記の政策などによって森林が増えてきたところ、1960年代に急速に全国に普及したエネルギー革命がその追い風になりました。
薪炭から石炭・石油・天然ガスという化石燃料へのエネルギー資源の大転換は、森林の利用を放棄することと、ほとんど同義でした。

加えて、外材の輸入自由化で、安価な外材の輸入が国産材の需要を減少させ、国内林業は衰退に向かいます。

それは、森林の伐採圧力を低下させることになりました。
そうすることで、人工林は成長し、豊かな緑に満ちた山々が生まれたのです。

本書では「新しい森をつくる」提言を行っています。

私たちの見ている国土、森林はかつてからあった日本の国土の姿ではなかったのです。

また、森林の放置するのではなく、有効に活用していくこと、森林とともにいきること。
それは日本にとって大切なことではないかと思います。

私ども、でんホームも住宅建築には、可能なかぎり、国産材、地域材を活用していこうと思っています。
日本の森と未来のために、考えていきたいですね。



「名著百選2012【臍本】わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの1冊フェア」に掲載いただきました

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ブックファースト新宿店
そこは拙著を出版させていただいた際に、ご挨拶に伺った書店様です。

そのブックファースト新宿店にて開催されたフェア
「名著百選2012【臍本】わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの1冊フェア」。

そのフェアに掲載いただきました。
また、冊子をいただきました。
ありがとうございます!

書店様には【臍本(へそぼん)】があるそうです。
それぞれの棚の中には、そのジャンルになくてはならない1冊が存在します。
この作家といえばこの1冊。このテーマならばこの1冊。
それを書店員の方々は【臍本(へそぼん)】と呼ばれているそうです。

わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの1冊ということで選ばせていただきました。

数々のベストセラー作家の方々に並んで、私がお勧めしたのは次の1冊。

「バビロンの賢者に学ぶ錬金術」です。

私自身、お金持ちと呼ばれる方々をたくさん調査してきました。
そこでわかったことがあります。

「お金持ちになるのに必要な3つのこと」です。

それは「収入増」「貯蓄」「投資」です。
これらについてわかりやすく述べている本は実は少ないです。

ただ、本書はその数少ない本のひとつです。

私のお勧めです。



うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ 平康 慶浩 (著) #205

最近、ビジネス書を読むことが減りました。
最大の理由は、住宅建築の仕事に関わることで、住宅建築関係の書籍を大量に読むようになったからです。
本ブログでは語られていませんが、裏側ではたくさんの住宅建築関連書籍を読んでいます。

もうひとつの理由は、私自身が自分が一番知りたいことを知るために、30代で年収3000万円を実現した111人に直接取材して、本を書いたことです。一番知りたいことを知ったわけですし、それを本にまとめられたからです。大きく知りたいことが減ったわけです。

とにかく、高所得者が生まれる仕組み、成り立つ仕組み、オーナー会社の実態、所得を増やしていくまでのストーリーに触れてきました。

その結果、得られた情報は多かったです。
ただ、まとめたのはあくまで独立・成功系の話がほとんど。

勤め人として給与を増やすアプローチについては、データレベル。
確固たる理論としてまとめてはいませんでした。
ざっくりと、おおまかな把握程度でした。

しかし、最近、その答えがきれいにまとめられている本を見つけたので、ご紹介します。

『うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ』

これは素晴らしい一冊だな、と感じました。
勤め人はもちろん、経営者側の方にも得られる知見は多いと思います。

給与の増やし方は具体的にどういう方法か?

大きく勤め先企業は4つのカテゴリに分かれます。
それぞれのカテゴリでアプローチは異なります。

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1.「普通の企業」の場合の給与の増やし方

あくまで「普通の企業」の場合。
基本は「定期昇給で給与を増やす」アプローチです。

そのアプローチは具体的に何をすればいいかというと、3つ。

1.できるだけ誰かと一緒に仕事をする=一人で仕事をしない
2.君の評価をする人に直接報連相する=メールでの報連相だけで終わらせない
3.品質よりもスピードを重視して仕事をする=自己満足のための品質を追い求めない

2.「ブラック型企業」の場合の給与の増やし方

「ブラック型企業」の場合、つまり、人件費をコストとしてとらえて、その昇給を厳しく制限している企業の場合。
基本アプローチは「昇進で給与を増やす」。

具体的な方法論は以下の3つ。
1.自分の給与を含めたコストの減らし方を考える=給与は増えないものと割り切る
2.売上を増やす活動に力を注ぐ=単純作業で人を育てる
3.上司の仕事を真似る=できない上司でも上司になっている理由があることを理解する

3.「業績悪化型企業」の場合の給与の増やし方

「業績悪化型企業」の場合、基本アプローチは「配置転換で給与を増やす」。
具体的な方法論は以下の3つ。
1.武器を作る=マネジメント系の専門性が最良の武器になる
2.スポンサーをつくる=少なくとも一人の役員を味方につける
3.社外の知人/友人を増やす=社内の孤独に耐えられる状況をつくる

4.「二重苦企業」の場合の給与の増やし方

「ブラック型企業」で「業績悪化型企業」の「二重苦企業」の場合。
普通の会社への転職を目指すこと。

ほかにも業種別の給与の増やし方、職種別の給与の増やし方、職務経歴書の書き方(転職の進め方)などなど参考になる情報がたくさん。

方法論を見ていくと、30代で年収3000万円の人が勤め人時代にしていた行動パターンを彷彿とされる、よくみられるパターンが描かれていることに気づきます。

年収の多寡は違えども、行うべき方法論・アプローチは同じなのだと感じます。

素晴らしい一冊。



土地の境界トラブル無料相談所

住宅といえば、不動産。
不動産といえば、、、

土地ですね(笑)。

住宅・マイホームを持つということは、同時に土地を持つことでもあります
一戸建ての場合はそのまま土地が単独所有であります。
分譲マンションの場合でも、部分所有、もしくは共有というかたちで土地を一定割合所有することになります。

さて、この土地という存在はもちろん、所有者の私有財産です。

ただ、土地は孤立して存在することがないです。
(まあ、島は別でしょうが、、、)

そのため、たとえば、市道や隣地といった土地と接しています。
多くは道路と隣地が1つか2つでしょうか。

それで、ここで問題になるのが、それらの土地の境界です。

それぞれの土地はそれぞれにとって、大切な財産です。
広ければ広いほど、財産は大きいですから、境界の位置はちょっと動くだけでそれが変わってしまうことから、トラブルになりやすいです。

これらが土地の境界トラブルです。

とはいえ、なかなか専門家に相談するのもハードルが高いもの。

そこで、公的なサービスとして、無料相談イベントが設けられていました。
というわけで、行ってきました。

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福岡県下一斉境界トラブル無料相談所に行ってきました

私自身が現状として、具体的な境界トラブルにあっているというわけではないのですが、いくつかの懸念と住宅の仕事をする上での知識という点から、相談に行った次第です。

「11月11日(日)10:00-16:00」の開催期間。福岡法務局職員と土地家屋調査士に無料で相談に乗っていただけました。場所は福岡地区が「アクロス福岡 6階605会議室」でした。

実際に行ってみて、参考になる情報をいただきました。
ありがとうございます。

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もちろん、実際問題として大きくトラブルに直面した場合、弁護士や土地家屋調査士といった専門家に依頼することは当然です。

ただ、いきなりそれらの専門家に相談に行くのもハードルが高いですし、また、相談料で大きな金額をとられると、財布も厳しい。

ということで、このような公的サービスを活用されるとよろしいかと思います。

今回、私はこの「福岡県下一斉境界トラブル無料相談所」については、福岡法務局のホームページで発見しました。

特段、このような無料相談イベントでなくても、福岡法務局の職員の方がある程度、相談に乗っていただけると思います。

何かトラブルがあったり、懸念すべき事項があれば、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

参考になる情報をいただけますし、専門家に相談すべきポイントもわかります。