でんホームの活動

八幡東区、八幡製鉄所からのイオンモールに行って気づいたこれからのこと

プライベートな用事がございまして、北九州市八幡東区に行ってきました。
どんな用事かは差し控えさせていただくとして、せっかく来たのだからとちょっとした観光をしました。

八幡製鉄所に行きました。
展示施設ですね。

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日本は明治維新後、「富国強兵」を合言葉にイギリス、アメリカなどの欧米列強に負けない国づくりをめざしていました。一方で「産業の米」とも呼ばれる鉄は輸入がメインだったそうです。

そういう状況で、日本としては自国内で良質な鉄を大量生産したいというニーズが高まり、実行に移すわけです。全国に候補地がたくさんあったなかで、福岡県遠賀郡八幡村(いまの北九州市八幡東区)に官営製鉄所を建設することになるわけです。

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ただ、当時の日本の技術では製鉄所の建設は不可能。そのため、先進国のドイツから技術者を招き、4年間の工事の末、1901年(明治34年)に八幡製鉄所が誕生したのです。

まあ、そういう感じで歴史探訪をしながら、近辺を散策してみました。

中央町商店街はシャッター通りな感じで閑散としていました。
実際、お店の数も少なく、行き交う人も高齢者ばかり・・・。
高齢化社会の代表格の北九州市だから、仕方ないんだなあとちょっと沈んだ気分に。

八幡製鉄所の経緯を知って、何もなかった村に製鉄所を誘致して産業が起こり、一大都市へと成り上がったエリアなわけで、時代の流れには抗えないのかなあと考えていました。

そのあとちょっと移動してイオンモール八幡東店があったので、寄ってみました。
俗に言う大型ショッピングモールですね。

すると、なんということでしょう。
子供がたくさん、若い世代もたくさん!
車は駐車場いっぱい。人多い!
感じました。
これが現実か、と。

やはり若い世代は商店街にはいかないのだと。
駐車場もないし、お店も寂れて、お店も汚れてたり、錆びたりと「きれい、明るい」とはほど遠いわけで・・・

近郊の若い世代の買い物客をこのイオンモールは吸い上げているのだ、と。

この構図は住宅業界でも同じで、地場工務店ではなく全国展開の大手ハウスメーカーが吸い上げていくわけです。

地域にお金が落ちないので、長期的には地域に対してマイナスのインパクトを与えているのですが、そういう観点抜きに、地元のお店には行きづらい点が多いというわけです。

私どもの会社も夫婦2人の超零細ですので商店街と同じ立場かと思うのですが、「きれい、明るい」はもちろん徹底して、品質、快適さ、デザインといったところで大手ハウスメーカーより勝っていくべきだと感じます。

自らの態度を改めて、ショッピングモールに負けない住宅会社にしていきたいですね!