建設現場で働く職人組織をつくるには?『新たな“プロ”の育て方』原田宗亮(著)を読んで

現代の建設現場はどんな感じだと思いますか?

実態としては、40-50代以上、60代を中心とした”おじさん”職人の職場です。
それはやはり建設労働者の高齢化が進んでいるからです。

そのために潮流としては建設労働者として、外国人が採用されることが多くなってきています。

私のいる福岡では、そこまでのムーブメントではないですが、関東を中心として、建設現場で外国人を職人として見かけることが多くなっているそうです。

そこで、女性活躍が出てきたり、若者に建設業に来てもらおうということが叫ばれているわけです。
これが進んでいくと、建設現場での職人不足が進むことになり、建設業自体が厳しい、建物が建たないということになりかねません。

そのようななかで、本書の著者・原田宗亮氏の経営する原田左官工業所は若者や女性が活躍する左官屋さんということ。

これは建設業ではありえない、すごいことです。

そのノウハウが本書にあったので、参考にさせていただきます。

若者の育成について

建設業は3Kです。
きつい、汚い、危険。

なかなか採用できない、採用してもすぐに辞める。
これが普通です。

「モデリング」という手法で、経験ゼロから一か月でプロの入口に立つことができ、定着がはかれるそうです。

一般的には「見て覚えろ」。
下積みばっかりで、やる気をなくし、おこられるので100人に1人しか残らない。
そんなのが建設業界の常識です。

ただ、これからは職人の世界でも「しっかりとした人材育成のプログラム」を整備する時代になったというのが著者の持論。

「モデリング」とは、現場に出る前に壁塗りをトレーニングすることです。
新人は最初の一か月、トレーニング場で練習用のベニヤ板を繰り返し塗る訓練を受けます。
左官の名人が塗っている姿を撮影したものを見て、作業手順や塗る動きを真似るトレーニングです。

これらを通した一連の人材育成プログラムがあるからこそ、新人職人の若者が辞めないのです。

女性の活躍について

原田左官には女性の職人が社員として8名在籍されているそう。
そのために、社内に女性専用の更衣室や休憩室を設け、また育児休暇を制度化。
女性が働きやすい職場をつくることを目指されています。

復帰してから慣れるまで10時から16時で、週4日勤務にしたこともあるそう。

職人的ライフスタイルを大切にしつつ、しっかりとした労働環境を整えて、働きやすい職場をつくることが大切のように思いました。



「小さな会社の稼ぐ技術」栢野克己(著)を読んでの住宅建築業界への雑感

住宅建築とはまったく関係ないテーマなんですけれども、個人的に勉強になったので読書感想文書きます。

『小さな会社の稼ぐ技術』という本です。

実は著者が友人の栢野克己(かやのかつみ)さんで、Facebookで熱心に活動されていらっしゃいまして、なかなか読む時間がなかったのですが、ようやく読みまして感銘を受けました。

栢野さんは作家で講演家です。
今もこの新作をテーマに全国津々浦々、講演してまわってらっしゃいます。

基本的にはメイン読者層が中小零細事業者で、もちろん私どもも含まれますから、興味深いわけです。

栢野さんと出会ってから、もう10年くらいになりますでしょうか。
相変わらず精力的に活動されていて、後ろ回し蹴りもできるほどにアクティブです。

さて、本書のテーマは中小零細事業者は弱者なので、強者(大手)と同じやり方では負けますよ、という話です。

ではどうすればいいのか?ということについて豊富な事例と共に書かれています。

事例がまた刺激になります。なるほど、こういうこともしないといけないな、みたいな。

でんホームも、大手ハウスメーカーの積○ハウスや住友林○みたいな1億円と毎月1500万円かかるマリナタウンそばにあるような総合展示場に出店して、ドーンッみたいな真似はできません。

地場大手の工務店、住宅会社で総合展示場に出店している会社は本当に尊敬しますね。
すごいランニングコストかかりますでしょうから。

昨年は大きな出来事がありまして、香椎浜の住宅展示場に出店していたエヌエイホームというレンガがウリの住宅会社が倒産しました。

売上高は9億円くらいあったそうですけれども、建築中でそのままになった、みたいなお宅もあったそうで、まあよろしくないかたちで倒産したらしいです。

軽く検索するだけで、どんな感じなるかがわかりますね。

倒産の話も取引先に聞きまして驚きました。
詳しく話を聞くと、やはり営業マンやらの人件費や総合展示場に出店とかのコストが圧迫でお金がなくなったみたいです。

大手ハウスメーカーと同じようなことすると下手すれば倒産するリスクあるのだな、とリスク回避型の竹内は思うわけです。

そういうわけで、でんホームはつぶれない会社を指向しております。
また真面目に実直に、藤本はクレームで気分が沈んだりしても、誠実な対応をしている最高の住宅会社だと同業を見回しても思うわけです。

ただ、そうだとしても、そう簡単に認知されないですし、信頼されませんし、住宅を建てさせていただけないわけです。

破綻したエヌエイホームで建築中にそのままになったお客様は実質破綻している会社に建築依頼、契約したわけです。
不幸だな、と感じると同時に、建築主側も業者を見抜く目というか、考えないといけないとも思います。

要は「この会社は倒産リスクあるのか?」「この営業マンはウソついてないか?」「現場はきちんと仕事しているか?」とか。

そもそも住宅会社の社長や営業マンは「どうやって家が建つのか?」がわからない人もいますから。
驚くことに、大半の社長や営業マンは知りません。
知らなくても、家は売れます。
逆に、知らないから、家が売れる、のかもしれませんが。

とにかく、見抜く目や推測する力が要るわけです。

そのためには、いっぱい質問して、色々話してみて「信用できるかどうか?」を試すといいと思っています。

でも、一方で、エヌエイホームはすごいですね。
実質破綻状態でさえ、9億円分以上は受注できたわけですよね。
それはすごいな、と思うわけです。

でんホームは9億円分も受注できてませんから。

やはりそこには信頼させる技術というか、蓄積があるでしょうから、素直にすごいと思います。

というわけで、なんとかもっとうまく経営をしたいな、という思いで読んだのです。

ここまで本書の内容について述べてませんね。感想文なので、感想ではあるんですけれども。

それで大事なのは「差別化」「小さな1位」「一点集中」「接近戦」ということで、これだけ見るとなんのことやらという話なんですけれども、小さな会社は違いを明らかにして、なんでもいいから1位になって、知られるようになるのが大切である、と。

これらの話を事例を豊富に紹介して説明されているので、すごいいいわけです。

本書をヒントに頑張っていきたいですね。

ちなみに友人だからといって、持ち上げているわけじゃないです。
純粋に素晴らしいビジネス書だと思いまして、ブログに書きました。

ただ、書いた内容はあんまり本書に関係ない話ばっかりでしたね。
すみません。



忙しい人のための家事をラクにする収納 梶ヶ谷陽子 (著):スッキリきれいな家にするコツを学ぶ

最近は外構工事で肉体労働しつつ、そのほかの雑務や事務作業も重なっていて、なかなか思うようにいきません。竹内正浩です。

移動時間が意外に負担が重いんですよね。何もできませんから。

さて、最近こんな本を読みました。

「忙しい人のための家事をラクにする収納」 梶ヶ谷陽子 (著)

子育て、大変です。
家事、大変です。
お仕事、大変です。

そんななかでも、キレイな家でありたいとは思っているのですが、なかなか難しいですね。

それを解決するヒントが書いてありそうな一冊。

個人的に共感したのが「散らかっても3分で片づくリビング」というところ。

家族みんなが自主的に片づけてくれる、そして散らかっても、ちょっとの時間で元の状態に戻せるようにする簡単なルールがあるということです。

それが次の3つ。

ルール1:使用頻度の高いモノは出し入れしやすく

ルール2:家族みんなが使うモノは、ひと目でわかるように

中身がわかり、戻す位置がわかれば、家族が自分で出し入れしてくれます。

定位置というやつですね。定位置がないから、どこ行ったかわからない、紛失、置いたまま、散らかるというスパイラルです。

ルール3:リビングの近くにおもちゃ収納をつくる

子どもがリビングでよく遊ぶなら、箱1つでもいいのでリビング用におもちゃ収納をつくります。子どもの行動に合わせず、「おもちゃは子ども部屋に」と限定すると、しまいに行くのが面倒になり、出しっぱなしに。

子どもがいると、ついつい散らかります。おもちゃも増えますから、どんどんどんどん散らかった家になります。

その対処のひとつがリビング用におもちゃ収納一箱でしょう。

ただ、根本的におもちゃの量を見直すことも大事な気がします。

おもちゃの量は意識していないと、どんどん増えます。
子どもが捨てることはないと思いますから、親が意識して捨てないとどんどん増えます。

使うおもちゃ、使わないおもちゃ、色々ありますが、優先順位をつけて、量をコントロールしないと野放図に増えて、散らかった家になります。と考察しています。自戒の念も込めまして。

ルール4:どんなモノでも定位置を決める

ルール2とも近いです。
定位置。大事ですね。

定位置を決めて、家族で共有してないと散らかります。
モノも増えます。

なかなかスッキリきれいな家にするのは大変なので、色々と研究しまして、スッキリキレイな家のノウハウを身につけていきたいと思います。



「学力」の経済学 中室 牧子 (著)を読んで、子どもの教育について考えました!

娘が生まれて一年以上経ちまして、「子供はかわいいなー」思いながらも、特に教育について研究しているというわけではない竹内正浩です。

さすがにそれではいけないな、と思いまして、友人にすすめられた書籍を読みました。

『「学力」の経済学』という本です。

正直、そこまで「教育!」「教育!」という考えをもっていない自分ですので、よくわからないなーと思っているのですが、手に取ったとき、この本は興味深そうでした。

何が興味深そうかと申しますと「科学的根拠(エビデンス)」に基づいて主張しているところです。

教育というテーマは親御さん万人に共通するテーマですから、色々な意見があります。白、黒とまったく正反対の意見もあるわけです。

そのなかで、本書は「科学的根拠(エビデンス)」に基づいてデータをベースに語りますから、説得力がありますね。

本書の内容は多岐にわたりますので、興味深かったところを抜粋しますね。

・「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」のどちらが効果的?

「本を読んだらご褒美」のインプットにご褒美タイプ。

なぜ、「テストでよい点を取ればご褒美」が影響なかったかというと、どうすれば「テストでよい点を取れるのか?」がわからないから。具体的にどうすればいいのか方法がわからないので、効果がなかったそうです。方法論がわかれば別みたいですね。

・「頭がいいのね」と「よく頑張ったわね」のどちらが効果的?

子供のもともとの能力(=頭のよさ)をほめると、子どもたちは意欲を失い、成績が低下するそうです。

悪い成績のとき、「自分は才能がないからだ」と考えてしまうか、「努力が足りなかったからだ」と考えてしまうか。

「能力をほめることは、子どものやる気をむしばむ」そうです。

・教育の投資でもっとも収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)

とにかく子供が小さいうちに教育するとパフォーマンスが高いそうです。

ただ、どうすればいいのかは書かれてなかったので、どうすればいいんでしょうかね?

・「少人数学級」はあまり効果がない

子供はかわいいですから、その愛情と共に、その子供のためにどのような教育をしていくのかというのが、親の関心事ではあろうかと思います。あまり教育熱心とはいえない私ですが、できるかぎり様々な情報を収集しまして、判断していきたいですね。「科学的根拠(エビデンス)」があると、助かりますね。



小さいものと豊かに暮らす 天使のように軽やかに ドミニック・ローホー (著)

ごちゃごちゃな感じでモノを置いてしまう片づけられない男、竹内正浩です。

今回はそんな自分とサヨナラしたいという気持ちで手に取りました一冊「小さいものと豊かに暮らす」です。

ベストセラー『シンプルに生きる』の著者が語る身の回りのものはどんなものをセレクトしているのか、について語った一冊です。

メッセージとしましては「生きていくために必要なものはそれほど多くはない。ムダをなくしてシンプルに暮らすと、健康な身体と安定した精神が手に入る」というものです。

ごちゃごちゃな感じになってしまうのは、やっぱり根本的にはモノが多いからなんですね。だから、自分の持ち物を少なくしていかないといけないのです(とはわかっているんですけどね・・・)。

それで持つものとしては、著者の言う「天使のルール」で決めるそうです。

天使のルール1「とっても軽いこと」
天使のルール2「小さいこと」
天使のルール3「使いやすいこと」

軽くて、小さくて、使いやすいモノで持ち物をそろえていくと、軽やかに生きられるというわけです。

本書には著者の持ち物の実例がいくつも載っています。参考にされるといいのではないでしょうか。

私の場合は新しくモノを買うというよりも、今あるモノを捨てないといけないですね。