小さいものと豊かに暮らす 天使のように軽やかに ドミニック・ローホー (著)

ごちゃごちゃな感じでモノを置いてしまう片づけられない男、竹内正浩です。

今回はそんな自分とサヨナラしたいという気持ちで手に取りました一冊「小さいものと豊かに暮らす」です。

ベストセラー『シンプルに生きる』の著者が語る身の回りのものはどんなものをセレクトしているのか、について語った一冊です。

メッセージとしましては「生きていくために必要なものはそれほど多くはない。ムダをなくしてシンプルに暮らすと、健康な身体と安定した精神が手に入る」というものです。

ごちゃごちゃな感じになってしまうのは、やっぱり根本的にはモノが多いからなんですね。だから、自分の持ち物を少なくしていかないといけないのです(とはわかっているんですけどね・・・)。

それで持つものとしては、著者の言う「天使のルール」で決めるそうです。

天使のルール1「とっても軽いこと」
天使のルール2「小さいこと」
天使のルール3「使いやすいこと」

軽くて、小さくて、使いやすいモノで持ち物をそろえていくと、軽やかに生きられるというわけです。

本書には著者の持ち物の実例がいくつも載っています。参考にされるといいのではないでしょうか。

私の場合は新しくモノを買うというよりも、今あるモノを捨てないといけないですね。



うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ 平康 慶浩 (著) #205

最近、ビジネス書を読むことが減りました。
最大の理由は、住宅建築の仕事に関わることで、住宅建築関係の書籍を大量に読むようになったからです。
本ブログでは語られていませんが、裏側ではたくさんの住宅建築関連書籍を読んでいます。

もうひとつの理由は、私自身が自分が一番知りたいことを知るために、30代で年収3000万円を実現した111人に直接取材して、本を書いたことです。一番知りたいことを知ったわけですし、それを本にまとめられたからです。大きく知りたいことが減ったわけです。

とにかく、高所得者が生まれる仕組み、成り立つ仕組み、オーナー会社の実態、所得を増やしていくまでのストーリーに触れてきました。

その結果、得られた情報は多かったです。
ただ、まとめたのはあくまで独立・成功系の話がほとんど。

勤め人として給与を増やすアプローチについては、データレベル。
確固たる理論としてまとめてはいませんでした。
ざっくりと、おおまかな把握程度でした。

しかし、最近、その答えがきれいにまとめられている本を見つけたので、ご紹介します。

『うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ』

これは素晴らしい一冊だな、と感じました。
勤め人はもちろん、経営者側の方にも得られる知見は多いと思います。

給与の増やし方は具体的にどういう方法か?

大きく勤め先企業は4つのカテゴリに分かれます。
それぞれのカテゴリでアプローチは異なります。

20121110175815

1.「普通の企業」の場合の給与の増やし方

あくまで「普通の企業」の場合。
基本は「定期昇給で給与を増やす」アプローチです。

そのアプローチは具体的に何をすればいいかというと、3つ。

1.できるだけ誰かと一緒に仕事をする=一人で仕事をしない
2.君の評価をする人に直接報連相する=メールでの報連相だけで終わらせない
3.品質よりもスピードを重視して仕事をする=自己満足のための品質を追い求めない

2.「ブラック型企業」の場合の給与の増やし方

「ブラック型企業」の場合、つまり、人件費をコストとしてとらえて、その昇給を厳しく制限している企業の場合。
基本アプローチは「昇進で給与を増やす」。

具体的な方法論は以下の3つ。
1.自分の給与を含めたコストの減らし方を考える=給与は増えないものと割り切る
2.売上を増やす活動に力を注ぐ=単純作業で人を育てる
3.上司の仕事を真似る=できない上司でも上司になっている理由があることを理解する

3.「業績悪化型企業」の場合の給与の増やし方

「業績悪化型企業」の場合、基本アプローチは「配置転換で給与を増やす」。
具体的な方法論は以下の3つ。
1.武器を作る=マネジメント系の専門性が最良の武器になる
2.スポンサーをつくる=少なくとも一人の役員を味方につける
3.社外の知人/友人を増やす=社内の孤独に耐えられる状況をつくる

4.「二重苦企業」の場合の給与の増やし方

「ブラック型企業」で「業績悪化型企業」の「二重苦企業」の場合。
普通の会社への転職を目指すこと。

ほかにも業種別の給与の増やし方、職種別の給与の増やし方、職務経歴書の書き方(転職の進め方)などなど参考になる情報がたくさん。

方法論を見ていくと、30代で年収3000万円の人が勤め人時代にしていた行動パターンを彷彿とされる、よくみられるパターンが描かれていることに気づきます。

年収の多寡は違えども、行うべき方法論・アプローチは同じなのだと感じます。

素晴らしい一冊。



わが子を強運にする51の言葉 山下真奈 (著) #200

本ブログに読書感想文ブログを移行してから、書きやすくなりましたので、読書感想文の投稿が増えております。
今回の記事で、読書感想文としては200記事目となります。

さて、今回の書籍は「わが子を強運にする51の言葉」という本です。

先日、ご縁をいただきまして、著者の方とお会いさせていただきました。
著者のお父様は裸一貫、アルバイトから起業して、700億円を売り上げる上場企業に育てた人とのこと。

このようなすごいお父様(現在は他界されていらっしゃるそうです)が娘に遺した人生の極意について書かれたのが本書。
本書の内容、51の言葉は書籍をご覧いただくとして、私自身が個人的に目を引いたのは「エピローグ」です。

父が亡くなるときに四カ月間過ごした病室は、とても素敵でした。
イタリアンモダンのインテリアで統一されてお部屋も広く、現代絵画や、お花もたくさん飾られていました。ただし部屋の主は不治の病で、もう動くことができないのです。
いかにも「成功者」の病室の中で、夕暮れの赤い陽に照らされて、ぽつんとつぶやいた言葉が象徴的でした。

「人生なんて、こんなもんか・・・」

私自身、人の死に触れる機会が同世代の人のなかでは多いほうだと思います。
そうして思うことは「結局は、自分がどう生きたいか?」ということが極めて重要な質問であるということです。

それは、自分自身の幸せについて、きちんと理解しておくことが必要です。

成功者というと、すごく幸せで、あこがれる存在かもしれません。
しかし、全員が全員、幸せなわけではないです。

仕事に全身全霊を捧げてきて、死ぬ間際になって、こんな人生になってしまったと思うとしたら、悲しいことです。
最終的には、自己満足の世界なのかもしれません。

ただ、自分の幸せについて理解した上で「結局は、自分はどう生きたいのか?」ということについて、自問することが大切なのだと常々、実感します。

本書を読んで、そう感じました。



夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術 花輪 陽子 (著) #197

住宅は一生のうちで最大の買い物のひとつです。
そのため、住宅を買う際には、それだけではなく、トータルでの人生プラン、経済的なプラン(ファイナンシャル・プラン)が大切です。

本書はそんなファイナンシャル・プランに関する一冊。
一言で言うと「共働きのススメ」です。

昨今の厳しい経済情勢から、男性だけが孤軍奮闘して、二人の生活を成り立たせるのに十分な収入を稼ぐのは、非常にハードルが高いというのが現実。

だからこそ、夫婦二人の力を合わせて、二人で年収600万円を目指そう、というものです。
そうすれば、苦しい時代でも二人で働けばリスク半分、チャンス2倍、というわけです。

著者が本書を書こうと思うに至ったのには、自身の体験があるそうです。
2008年のリーマンショックにより、著者が勤務先からリストラ。
同時期に、夫の勤務先も倒産。
幸いにも、夫はすぐに新しい職場を見つけることができたそうですが、収入は半分以下に。

加えて、著者の方は小学校2年生のときに父を亡くしたそうです。
このような経験があったからこそ、リスクを下げる生き方、夫婦の働き方を提案されているようです。
私自身も、父親を小学3年生のころに亡くしておりますので、著者の方の感覚がわかります。

本書のメインテーマはやはりマネープラン。
家計の改善をテーマに書かれております。
もちろん、夫婦共働きでやっていきましょう、という主張です。

さて、印象的だったのは「二人のお金の北極星を決める」というものです。

二人のお金の北極星を決める

「北極星」とは、どこからみても北の空にある存在。
道に迷ったときに方角を知る目印。道しるべ。方針という存在です。

二人のお金における北極星を決めましょう、というのがこの項目です。
ワークとしては、2つのプロセスでできます。

1.二人にとって理想の状態を絵に描く
2.二人の「やりたいことリスト」を書き出す

本文中では、著者夫妻の理想の状態としては「森に囲まれた静かな家に住み、日当たりのよい庭のデッキチェアで、二人でくつろぎながら本を読んでいる」絵を描いたそうです。

また、やりたいことリストには、訪ねたい国や場所、欲しいもの、食べたいものを、思いつく限り書き込んだそうです。

これは大切なことだと思います。
夫婦といえど、育ってきた環境は違います。価値観も違います。

その価値観の違いを浮かびあがらせる効果があります。
二人の価値観の違いがわかった上で、大きな買い物をするなり、今後の方針を決めるなりすることは、賢明なことだと感じます。



思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉) ターシャ テューダー (著), Tasha Tudor (原著) #195

私自身、読んでいる本がビジネス書、金融関係書に大いに偏っているため、存じ上げなかったのですが、たまたま手に取った一冊。ターシャ・テューダーさんの本。

ターシャ・テューダーさんはアメリカの絵本画家、挿絵作家、園芸家(ガーデナー)、人形作家。
有名な方だそうです。

50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の生活
広大な庭で季節の花々を育て続けるスローライフなライフスタイルは日本でも注目を集めたそうです。
ウィキペディアによれば、2008年6月18日に自宅で亡くなられたそうです。

本書を読んで感じるのは、スローライフ、ナチュラルライフを送りつつ、日々の小さな出来事に幸せを感じることのできる心の持ち方への敬意です。

ターシャ・テューダーさんはその本の内容にある言葉、そして、書籍の表紙にある写真を見るに「心優しいおばあさま」という感じ。

飼っている鶏の卵で料理をし、山羊の乳でバター・チーズを作り、野菜・果物・ハーブを採取し、布を織り、縫い物をし、ローソクを作り、化粧水やクリームを手作りし、その合間に絵を描いている生活だそうです。

生きているだけでも、ありがたいと思いませんか。公害や恐ろしい事件がいくらあっても、この世界はやはりすばらしい。見慣れた空の星だって、年に一度しか見られないと思えば、感動するでしょう?なんでも、そう思ってみては、どうかしら

「昼間ちょっと一休みして、動物達も交えておやつを食べる。そんなことで生活はとても楽しくなるわ」

一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ

落ち着いた、やすらぎ。
現代人がなかなか見失ってしまいがちなものを彼女は語ります。
生き方についての本ですね。

現代社会はどうしても、効率化、生産性、スピード。
それらを追い求めています。

テレビ、インターネットから流れる莫大な情報量。
iPhoneを代表するスマートフォンで、いつでもどこでもアクセスできる膨大なデータ・情報。

このような現代社会ではなかなか得られない、のんびりしたスローライフ。
彼女はそのような生き方を示唆しているようです。

目の前にある幸せを感じずに日々をすごしてしまうのは、あまりに悲しいことですね。

私も、目の前の幸せを感じ、日々の出来事に感謝。
身近な人に感謝していきたいと思います。
ありがとうございます。