住宅会社の総務が考える「後悔しない家づくり」お役立ちコラムまとめ

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ここ最近、でんホームのウェブサイトを色々といじっております。
加筆修正、写真の追加、、、、、

意外に時間がかかりますので、イメージよりも大変です。
大変、というより、手間がかかるわけですが・・・

さて、その流れで、今までに相当気合いを入れて書いてきた文章が、
取り残されて、放置されていることに気付いたんです!

ということで、それを掘り出しつつ、
ここで公開して、リンクを貼りつつ、

なおかつ、今後も不定期ですが、
気合いを入れたコラムを何本か書いていこう!と志新たにしているわけです。

その内容がこちら!

住宅会社の総務が考える「後悔しない家づくり」お役立ちコラム
http://www.denhome.jp/others/no-regret-column/

色々とコラムがあります。

他にも、住宅そのものの歴史・文化みたいなものも研究しておりました。

今後も、そういう気合いの入ったコラムを書いていきます!

それ以外にもすることがあるので、どうしても後回しですが(苦笑)!!



ガラスの種類で性能はどれだけ違うか(単板ガラス、ペアガラス、Low-Eなど比較)

冬にあたたかい家。
暖房をあまり使わないですむ家。

そういう家づくりのために必要なのが「高断熱」です。

「高断熱」とは「高い断熱性」という意味で、
熱を断つ、つまり熱をあまり通さないわけです。

冬は外気温が低いですから、室内側の熱を外に逃がしてしまっています。
だから、暖房をガンガンに効かせる必要があるのです。

では、「高断熱」な家づくりをするのに何が大切か。

それは「開口部」の断熱です。

もちろん、壁から熱が逃げる部分も多いですから、壁の断熱も大切です。
これが一般的な断熱材でカバーする部分です。

ネオマフォーム、スタイロフォームといったプラスチック系断熱材やグラスウールなどの繊維系断熱材で外周部を囲う(埋める)部分ですね。

ただ、そこだけでは不十分です。
開口部をケアしないといけません。

開口部から熱が逃げるのを防ぐには、ガラス性能を上げるのがいいです。

ガラス性能を上げるということはどういう意味でしょうか?

ガラスの種類

具体的にガラスの種類は以下のようなものがあります。

・単板ガラス
・複層ガラス
・真空ガラス

単板ガラスは、通常の一枚ガラスのことです。
フロート板ガラスとも呼ばれ、一般的なものです。

複層ガラスは複数枚の板ガラスを重ね、その間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入されたガラスです。2枚だとペアガラスです。
ちなみに、乾燥空気の場合、中間層の厚さが増すほど断熱性能が高まりますが、中間層が12mmを超えると封入された気体に対流が発生するため、断熱性能が頭打ちになります。

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シルバーの部分が中空層ですね。

真空ガラスは2枚のガラスの間に真空層をつくって断熱性能を上げたものです。
真空層が0.2mm程度と非常に薄くおさえられるのでガラスの厚みが薄くてすみます。

複層ガラスでよく聞くのが「Low-E複層ガラス」です。
Low-Eとは、Low Emissivity(低放射)の略で、特殊金属膜をコーティングしたガラスを使ったものです。
外側ガラスの内側に特殊金属膜だと遮熱高断熱複層ガラスと呼ばれ、内側ガラスの外側に特殊金属膜だと高断熱ガラスと呼ばれます。

ガラスの性能差

では、性能差はどのようになっているでしょうか?

熱貫流率(W/㎡・K)で性能を見ていきます。
熱貫流率とは、どれだけ熱を伝えやすいかという値でこの熱貫流率の値が、小さければ小さいほど熱を伝えにくくなり、断熱性能が高いということになります。

・単板ガラス 6.0W/㎡・K程度
・複層ガラス(FL3+A6+FL3) 3.4W/㎡・K程度
・複層ガラス(FL3+A12+FL3) 2.9W/㎡・K程度
・Low-E複層ガラス(FL3+A6+Low-E3) 2.6W/㎡・K程度
・Low-E複層ガラス(FL3+A12+Low-E3) 1.9W/㎡・K程度
・Low-Eガス複層ガラス(FL3+G6+Low-E3) 2.2W/㎡・K程度
・Low-Eガス複層ガラス(FL3+G12+Low-E3) 1.6W/㎡・K程度

※FL:フロート板ガラス、A:中空層、G:ガス層、Low-E:低放射ガラス

性能アップの度合でいうと、単板ガラスから複層ガラスにするだけで大幅に性能アップします。
そこから、中間層の空気層の厚みで性能はかなり増しますし、Low-Eガラスでまた性能アップします。

ガラスによる性能差はこのようになっています。
あなたの家のガラスは何でしょうか?

もちろん、ガラス性能も大事ですが、結局はガラス面の面積に比例して熱量の逃げは大きくなります。
開口部が大きければ大きいほど、熱が逃げやすいわけです。
全体的なプランが高断熱な家には大切です。



外装用オスモクリアープラスの失敗しない、上手い塗り方

でんホームがお手伝いしている住宅は「木質感ある住まい」です。
「木質感」というには、やはり木を多く使っています。

木を素地のまま使うのもいいのですが、そのまま使ってしまうと、どうしても雨風にさらされたり、人の手が触れたり、汚れがついたりして、汚くなってしまいます。経年劣化ですね。シルバーグレイな色に変ってしまうんです。

それを回避するのに効果的なのが、塗装です。
木部塗装です。

基本的に、外部はすべて、内部は人の手が触れたり、汚れたりするところを塗装します。
塗装することで、木部を保護する意味合いがあります。

一般的に、塗装は住宅建築の一部ですから、プロの職人の方にしていただくことになります。
ただ、塗装も永遠ではないので、数年に一度(3年に一度くらいでしょうか)はメンテナンスで定期的に、塗る必要があります
そのようなメンテナンスのときに大切なのが失敗しない、上手な塗り方です。

今回、でんホーム鳥飼ゲストハウス計画を進めていくのに際して、「外部塗装」は私、竹内正浩が施工することにしました。

当初から、やはりプロの方のほうが完成度が高いということを重々、言われてきてはいるのですが、メンテナンスのことも意識しつつ、肌で経験として建築を学ぶという意味も込めて、自分自身で施工することにしました。結果、すごい色々な経験や学びを得られたのでよかったです。

さて、今回お話するのは「外装用オスモクリアープラスの失敗しない、上手い塗り方」です。

でんホーム鳥飼ゲストハウスは、外部の木部はすべて「オスモカラー#420 外装用クリアー“プラス”」を使用しています。
クリアー仕上げ(透明)なので、木目や木材そのものの風合いが一番伝わるのではないか、ということで選択しました。

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オスモは自然塗料のなかでは有名なブランドです。
オスモカラーは自然の植物油とワックスをベースにした木にやさしく、環境にやさしい無公害塗料として知られています。

自然塗料には他にも、リボスやアウロなどがあります。
もちろん、リボスもアウロも検討したのですが、様々な観点から検討した結果、オスモを採用することになりました。

機能・性能の面、価格の面など検討する要素はたくさんあるかと思うのですが、最終的には好き嫌いの面や感覚的な面もありますので、ここでは細かい検討は省きます(他の商品批判にもなりますし)。

今回、採用した「オスモカラー#420 外装用クリアー“プラス”」は木部を紫外線から守る働きをするUVブロッカーが配合されていて、自然木のままで木部の灰色化が進行することを防止できます。防カビ、防藻、防腐効果もあります

【外装用オスモクリアープラスの失敗しない、上手い塗り方】

ここからは、竹内の経験から得られた知識も含めてお話します。
他の方の意見とは違う部分もあるかと思いますが、そこはご容赦ください。

準備するもの:
・トイレットペーパー
・バールか、ミニバール
・ポリエチレン手袋
・コテバケ(可能なかぎり、オスモ純正品)
・コテバケのスペア(オスモ純正品)
・バケット
・雑巾
・汚れてもいい服

準備するものの説明をそれぞれ簡単にします。

・トイレットペーパー
たしかにオスモは自然塗料で健康に害があるわけではないですが、油を使った塗料の性質上べとつきます。手や道具についた塗料を拭き取るのにトイレットペーパーはかかせません。

・バールか、ミニバール
別に、バールかミニバールでなくともいいのですが、とにかくオスモの缶を開封するのが難しい。開けづらい。なので、ミニバールなんかでテコの原理で缶開けします。バールでなくても、釘とかでも開けられます(痛いですが)。手ではなかなか開けられないですので、ご注意を。

・ポリエチレン手袋
塗装をするとき、便利です。ビニール手袋ですね。使い捨てできて、手に塗料がつかず、あまり洗わなくてすみます。一度、なしでやったことがあるのですが、そのときは結構手を洗い、トイレットペーパーで拭き、手洗いを繰り返しました。

ポリエチレン手袋(使い捨て)
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・コテバケ(可能なかぎり、オスモ純正品)
他のメーカーに比較して粘性が高いので、塗りづらいです。
ここで「可能なかぎり、オスモ純正品」と書いているのは、別にオスモの回し者だというわけではないです。純粋に塗装の施工性が高いのです。正直にお話すると、別の安いコテバケを使ったこともあります。「そんなに変わらないだろう」ということで。しかし、実際は違いましたね。オスモ純正品のコテバケのほうが、断然施工性も高いですし、きれいに仕上がります。おすすめです。

これがオスモ純正のコテバケです。
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・コテバケのスペア(オスモ純正品)
コテバケは柄の部分と、塗布面に分かれています。塗布面のスペア(替え)です。

・バケット
バケットは小分け容器です。オスモ缶そのままを塗装に使うのは厳しいです。
ですので、一度、バケットに移して、それを持って塗装します。特にバケットである必要はなく、トレーでも、バケツでもいいです。やりやすいほうで。

・雑巾
下地をきれいに拭き上げるのに使います。これがないと、汚い仕上がりになる可能性が高くなります。

・汚れてもいい服
塗装するときは、もちろんこの汚れてもいい服ですね。
塗料が飛び散ったり、ついてしまうことも多々ありますので。
外装用クリアープラスは透明なので、色のついた汚れにはなりませんが、それでも付くと違和感あります。ご注意を。

外装用オスモクリアープラスの上手い塗り方の手順

基本は日本オスモが出している標準塗装仕様書に沿って行います。

まず、オスモカラーは希釈しません。無希釈です。

1.素地ごしらえ・下地処理
汚れ、付着物除去。木部を傷つけない様に除去し、油類は溶剤等で拭き取る。
ここで、雑巾を使います。

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このように、一見きれいに見えていても、実はホコリをかぶっていたり、汚れていたります。
このようなホコリ、汚れを拾ってしまうと、オスモカラーの塗料、刷毛(ハケ)が汚れてしまい、結果、仕上がりも汚れてしまいます。
なぜ、それがわかるのかというと、実際に失敗したからですね(苦笑)。

この汚れは塗装の仕上がりに大きく影響を与えます。

まず、ハケが汚れることで仕上げも汚れます。
次に、塗っている塗料が汚れるので、仕上げが汚れます。
この2つのアプローチで汚れた仕上がりになります。
ご注意ください。

塗装しています
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2.1 回目塗り
乾燥時間12 時間以上

基本的にはコテバケを使って、のばし塗りします。
コテバケの底面(下半分)にベットリとオイルを付けないようにして、上部1cmくらいだけ塗料を付けて塗ります。
ポイントは出来るだけ薄塗りするということです。

オスモはなかなか塗りづらいと評判なだけあって、たしかに塗りづらいです。
ただ、だからこそ、効果的なのだと思って、頑張って塗ります。
力が入りますし、上のほうを塗りことが多いので、肩も痛くなります。体が痛いです。
でも、がんばります。

ポイントのひとつが「通しバケ」です。
一度塗ったあとで、塗り面を一方向にシュッとハケを通してあげます。
こうすることで、塗りムラ防止と、塗料の方向がひとつになり、きれいになります。

3.2 回目塗り
乾燥時間12 時間以上
12時間以上、乾燥時間をとったあと、2回目の塗りをします。
2回目塗りは、サッと塗れるので施工性は高いです。
1回目塗りを考えると、かなり楽です。

塗装後の写真
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これまで、「外装用オスモクリアープラスの失敗しない、上手い塗り方」という話をしてきました。
偉そうに、「失敗しない」と書きましたが、本職ではないので、失敗します。
何度も失敗して、原因を求めて、その上で得られた知識を上には書いています。

端的に言えば、失敗した人の失敗原因から見る、うまく塗るコツでしょうか。
汚れた仕上がりになると、サンドペーパーで削ってから再度仕上げになります。
ただ、それでも万全のきれいさにはなりません。

ですので、できれば失敗せずに塗りたいです。
そのために、必要な知識となれば、さいわいです。



「シロアリに対するでんホームの考え」更新しました

でんホームの公式サイト内にて、「でんホームのこだわり」を更新しました。
内容は「シロアリに対するでんホームの考え」です。

家族の幸せの城である住宅。

その住宅を攻撃するのがシロアリ(白蟻)です。

シロアリに攻撃された住宅は構造や木材がスカスカになり、地震にも弱く、何かあると困る状態になります。

では、なぜ、シロアリが住宅を攻撃するのでしょうか?

それはシロアリの食べ物が「木材」だからです。

私たちがご飯を食べるように、シロアリは木材を食べます。
ですから、木材でできた木造住宅はシロアリにとって食べ物のかたまりなんですね。

そのため、気をつけていないと、大切な住まいがシロアリに攻撃されてしまうこともあるのです。

福岡市でもシロアリ被害は多発しています。
加えて、福岡県の沿岸部では、シロアリ被害は多大な問題となっているそうです。
住まわれているエリアによって、シロアリ被害の多いエリア、少なめなエリアはあるそうです。

ただ、そのような脅威であるシロアリも、適切な対策を採ることで被害を未然に防ぐことは可能です。

その適切な対策について、シロアリの生態を分析した上でまとめているのが、この「シロアリに対するでんホームの考え」です。

多少なりとも、参考になりましたら、さいわいです。
ありがとうございます。



住宅省エネルギー施工技術講習を受けてきました

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先日、住宅省エネルギー施工技術講習を受けてきました。

この「住宅省エネルギー施工技術講習会」は、新築住宅における省エネ基準適合率を平成32年度までに100%とすることを目的とし、地域の木造住宅生産を担う大工工務店を対象としたものです。

具体的にどのようなことを学んだのかというと、実際の現場で必要な施工技術についての細かい情報です。

たとえば、外張断熱工法による屋根の断熱施工において、野地板を気密層とする場合は、合板の突付け部を気密テープで塞ぐこと。また、壁との取り合い部での気密措置としては、先張り防湿フィルムを施工する方法や現場発砲断熱材で隙間を防ぐ等の方法があることなどです。

これらの知識は、ある程度、基礎知識です。
ですから、復習という位置づけでしょうか。

ほかにも、わかりやすい話ですと、以下のようなことがあります。

・夏の快適な住まいをつくるには、通風、排熱などで熱を逃がし、断熱化、日射遮蔽により熱を入れないようにすること

・省エネルギー住宅をつくる建築による手法では、住宅の暖冷房負荷そのものを減らす(=エネルギー消費を元から断つ)効果があり、「設備による手法」は、発生した負荷をいかに少ないエネルギーでまかなうかに効果を発揮します。

そのため、最初に建築によって省エネ化を図り、次に設備による省エネ化を図ります。

断熱、気密、きちんとしなければなりません。

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