「Y氏は暇人」ブログをリアルに体験。福岡の歴史をちょいちょい学ぶ

突然ですが、「Y氏は暇人」というブログをご存じでしょうか?

おそらくはご存じないことと思いますが、
福岡の局所的に高い知名度を誇るブログです。

どのようなブログかというと、
福岡の歴史を古地図から読みとく、ような感じのブログです。

個人的にとっても興味深かったのが「元寇の絵巻の舞台が鳥飼であった」という記事です。

元寇の絵巻、ご覧になったことがおありでしょう。
歴史の教科書なんかに載っていた、あれです。


▲「Y氏は暇人」ブログより転載しております

あれの舞台がなんと、私どもの鳥飼ゲストハウスのエリアである「鳥飼」だったというわけです。
その他の詳細はY氏のブログをじっくりごらんください。
元寇の有名なあの絵は鳥飼 | Y氏は暇人

さて、そんなこんなでY氏のブログを読んでおりました、
この私、竹内。

ブログの著者であるY氏がトークライブをするということで、
いざ馳せ参じたわけでございます。

舞台は「福岡市赤煉瓦文化館」。
なかなか歴史の趣のあるシブいセレクト。

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▲風格ある歴史ある建物ですねー

東京駅の設計も行った辰野金吾が設計した建物。
元々は日本生命の建物だったそうです。

Y氏トークライブ

Y氏がそのブログ「Y氏は暇人」を始めたきっかけは、
NHKで放映された「古地図でたどる竜馬の旅」というテレビ番組だったそうで、
竜馬ゆかりの地を古地図でたどったという内容だったそうです。

それを福岡で調べてみて、
「このビルは元々は大名屋敷の跡地にできたんだなー」
という感じで知り合いとかからも引き合いがあったそうで、
始まっていったそうです。

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▲右がY氏。「好青年」という言葉がぴったりでござる

Y氏の古地図レクチャー

Y氏は古地図を多用しているのですが、
地図としては鎌倉時代の地図が古いのですが、
かなりざっくりした感じで、細かく書かれているのは、
江戸時代くらいになって以降だそうです。

それで今回はY氏の古地図レクチャーとして、
会場となった「赤煉瓦文化館」の歴史を見てみます。

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▲Y氏のレクチャー。

古地図を読みとくヒントは「寺と神社」だそうです。
お寺と神社はあまり位置がかわらず、ずっとあるそうです。

今回の会場付近でのお寺と神社といえば、
「水鏡天満宮」「勝立寺」「安国寺」となっています。

その位置関係から古地図をたどっていくと、
会場は元々、中洲からアプローチする橋のたもと、
門があった場所と相成るわけです。

そんなことを色々とお話を聞きました。

福岡に住み、これからも住続ける人間としては、
福岡の歴史くらいは知っておかねばなりませんね。

今後も、勉強いたします。

ゆるふわ系の歴史ブログ。
それが「Y氏は暇人」です。



福岡市美術館で開催の「ユベール・ロベール」展に行ってきました(前川國男設計)

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福岡市中央区は大濠公園にあります「福岡市美術館」。
そこで現在、開催中の「ユベール・ロベール」展に行ってきました。

ユベール・ロベール(Hubert Robert 1733-1808)は18世紀に活躍したフランスの画家です。

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古代の建築や彫像、旧跡などをモチーフとして頻繁に用いており、「廃墟のロベール」として名声を築いた人です。

「国王の庭園デザイナー」の称号を得たように、王室庭園設計師として仕事をしています。

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また、王室だけでなく富裕な貴族にかわいがられたりしました。
ただ、フランス革命が起こり、それゆえに投獄。1年後くらいに釈放されます。

以降はルーブル美術館の前身となる美術館ギャラリーの管理者の職につき、仕事をし続けます。

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というようなユベール・ロベール氏の絵画などの作品を鑑賞してまいりました。

加えて、今回、興味深かったのはやはり建築でもあります。

この福岡にある美術館「福岡市美術館」。
実は著名な建築家であります前川國男氏の設計なのです。
前川國男氏は建築家ル・コルビュジェの弟子として有名です。

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ブラウンをベースとした落ち着いたトーンでまとめられたこの建物。
心が落ち着く感じがします。

外壁の仕上げを建物内部まで持ってきてガラスで仕切るという手法をつかうことで「内」と「外」をつなげる設計をされています。

もちろん、そのためにガラスを多用しています。
全体的に開放感のあるつくりです。

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一度、ご覧になられてはいかがでしょうか?

福岡市美術館
〒810-0051
福岡市中央区大濠公園1-6
http://www.fukuoka-art-museum.jp/



西南学院大学博物館 | ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計(福岡建築探訪)

西南学院大学博物館

西南学院大学博物館

福岡の私立大学として、有名な西南学院大学。私の友人が何人も卒業生です。西南学院は1916(大正5)年4月11日、教師9名、生徒104名とともに現在の赤坂付近に開設されました。1917年、かねてから考えていた移転の資金目処が立ち、西新の現在地に移転します。1918年に第一校舎、1919年に第二校舎が建設。そして、1920年に2つの校舎の間に本館として、着工されたのがこの建物です。

西南学院中学校・高校の講堂として使用され、ヘレン・ケラーやリンドバーグ夫妻が来訪、マーティン・ルーサー・キング夫人であるC.S.キングが1986年5月に創立70周年記念講演を行った場所でもあります。現在では、西南学院大学博物館となっています。学院創立者のC.K.ドージャーを記念して、ドージャー記念館ともよばれています。

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この建物は、福岡市都市景観賞を2000年に受賞、2004年には福岡市有形文化財として指定されています。赤レンガ造建築で3階建て、延べ面積980平米。間口24m、奥行15m、軒高10.4m、棟高15mです。福岡でも珍しいレンガ造りの建築物です。建築様式としては、ジョージアン・コロニアル・スタイル。イギリスの古典様式であるジョージアン様式がイギリスからアメリカ北部に入植してきた人々によって、生活に合わせて簡略化された様式です。アメリカの1700年代後期ころからの住宅様式です。

間口の広さとレンガ積みの外壁のテイストとマッチして、どっしりとした重厚感あふれるデザインです。100年近い時を経ても、「いい」と思わせる色褪せないデザインです。

この建物を設計したのは、著名な建築設計家であるウィリアム・メレル・ヴォーリズです。24歳で宣教活動のため来日したヴォーリズはアメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家として知られています。また、「メンソレータム」で知られる製薬会社、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としても有名です。

福岡には歴史的な価値を持つ建築物がいくつもあります。過去があって、今があるのですね。

西南学院大学博物館の設計図