変われる人 8000人のキーパーソンと会食してわかったこと 鮒谷周史 (著) #186

1月 11th, 2012 by read

読者数およそ20万人、通算3000号を数えるビジネスメルマガ「平成進化論」発行人の著者、鮒谷周史氏が約8000人のキーパーソンと会食し、そこでの学びや気づきから導き出された「自分の殻の破り方」について語ったのが本書。

本書で一貫して語られていることがあります。

それは、「出会いが人生を変える」ということです。

自分を変えるために極めて効果的な方法は、多くの人と出会い、その人たちから人生の目標となる「ロールモデル」を探すことだと述べられています。

タイトルでは『8000人のキーパーソンと会食してわかったこと』とあります。

著者自身が実際に多くの人と出会い、その結果、人生が変わったと感じるからこその帰結です。

私がこれまで30代で年収3000万円を実現した人111人に直接取材して、200人を定量調査した結果でも同じ答えです。

人生をかえる3つのきっかけ

概ね、人の人生を変えるには、3つのきっかけがあります。

ひとつは、「職場」。
どこで働いたかという事実が大きく人生を左右します。

素晴らしい職場で、素晴らしい経験を得た人もいます。
苛烈な職場で、今後の仕事人生に強力な労働スタイルを身につけた人もいます。
素晴らしい職場で、勤勉に働いていたら、ストックオプションで金持ちになった人もいます(笑)。

ふたつ目は、「」です。
本書でも同じように述べられています。

もちろん、知識の吸収は読書の大きな目的の一つです。しかしそれと同時に読書には、その本の著者との出会い、ロールモデルを見つけるという目的があります。

このように、本からは知識の吸収とロールモデル(自分の行動の手本、見本、規範となり、人生に大きな影響を与えてくれる存在)を見つけることができます。

そして、三つ目が「人との出会い」です。
自分の理想とするに値する人(本書での「ロールモデル」)との出会いは人生を変えます。

人生の師となる人を見つけることができれば、人生は大きく、そして、早く変わります。
歩むべき道がわかるからですね。

それには、まず場数。

どうすれば人との出会いを手にすることができるのか?

どうすれば人との出会いを手にすることができるのか、という疑問に鮒谷氏の意見をまとめます。

・力んだり人を選んだりすることなく、一人でも多くの人と出会うことを心がけましょう。

・直接交流できなくても、興味を覚えた人や心が惹かれる人の著書を読んだり、講演やセミナーを聴いたりして、「間接的」に出会うことも有効です。本人の著作に限らず、新聞や雑誌のインタビュー記事などもたいへん参考になるでしょう。

・亡くなった人の自伝や評伝を浴びるように読めば、先人たちの生き方を数多く知ることができます。

・いちばんいいのはプライベートで会うこと、できれば会食することです。身近な存在であれば思い切って頼んでみてもいいですし、誰かに紹介していただくのもいいでしょう。SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などを利用することにより出会いのチャンスは増えています。

・その人の講演やセミナーに参加します。セミナーは講師との出会い、参加者との出会いが得られるまたとない機会です。

たくさんの人と出会い、たくさん考え、素晴らしい人生になりますように。

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完本 船井幸雄の五輪の書 船井 幸雄 (著) #185

1月 5th, 2012 by read

船井幸雄氏といえば、経営コンサルティング会社 船井総研の創業者。
多数の著書を書かれており、経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式を上場された方です。

船井幸雄氏の経営相談の秘訣

船井幸雄氏には、本書の当時、1日で約50件、
少ない日でも10件くらいの経営相談を受けているそう。

1件について平均して2ー3分しか時間をかける余裕はないそうですが、
的確に返答しているそうです。

その経営相談の秘訣が興味深いです。

経営相談に的確に答えられるのは、これらの能力に、プラスする重要なコツがあるからなのである。

まず、私は、経営者の方たちからの御相談に対して、次の順に質問をする。

「あなたは、どうお考えですか。御相談の件についてやりたいのですか、それとも逆ですか」と。

「やりたくない」という返事が来たら、「じゃ、おやめなさい」と答えることにしている。

「やりたい」という返事の場合は、第二の質問をする。
「そのことに自信がおありですか?それとも自信がありませんか?」と。

「自信がない」という返事の時は、私の力で自信がつけられると思う場合は別として、「それは、おやめなさい」ということにしている。

「自信がある」という返事の場合は、今度は三番めの質問をする。

「その結果、経営者であるあなたや、従業員がネアカになりますか。それともネクラになりますか?」と。

これで「ネアカになる」という返事であれば、答えは「どうぞおやりなさい」というし、「ネクラになりそうだ」という返事の時は、「おやめなさい」と答えるのである。

なるほど。

結局は、たしかに、ほとんどの人は、自分の決めたことがあって、
それを後押ししてほしいだけなのだと気づかされます。

相談しているようで、実は相談しているのではなくて、
第三者から背中を押してほしい、自信がほしいというわけです。

経営者の相談の場合、経営者がやりたいと思っていて、しかもそれに自信があって、経営者や従業員など関係している人たちがネアカになるようなことであれば、うまくいくというわけです。

改めて考えてみると、これらの条件はとても共感します。

1.やりたいこと
2.自信があること
3.関係者がネアカになること

単純ではありますが、人はやりたくないことをうまくはやれないものです。

また、自信がないことはうまくいかないものです。

そして、関係者が結果、ネクラになってしまったら、元も子もありません。
誰も喜ばないということですから。

これらの条件を自分の判断にも応用していきたいものです。

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6社を再生させたプロ経営者が教える〈超実践的〉経営戦略メソッド 山田 修 (著) #184

12月 30th, 2011 by read

ポントデータジャパン(イギリス)、王氏港建日本(香港)、フィリップスライティング(オランダ)、ミードウェストベーコ(アメリカ)の外資4社、日本企業2社で社長を歴任、「企業再生経営者」と評され、下がり続けた売上が3年で3倍200億円にしたり、5億円の経常赤字から半期で黒字化するなどの経験を持つプロ経営者、山田修氏の著書。

ビジネスマンである以上、経営している自社、所属している会社に利益をもたらして当然です。

経営者ならなおさら。
サラリーマンでも給料の2倍は粗利益を生み出さないと、ダメサラリーマンです。

そのためには、会社の売上、利益に貢献せねばなりません。
それには戦略を立てる必要があります。

その戦略を立てるに効果的な方法が、著者オリジナルの方法である「戦略カード」です。

この方法を活用することで、自社にとって
最重要な経営戦略を立てることができ、良い結果が出せるとのこと。

では、その方法とは、どういうものでしょうか?

本書の方法論

詳細は本書をご覧いただくとして、概要はこうです。

一つのカードに、一つの短い文章を書く。
・売上げをしっかり増やす。
・組織を再編成する。
・コミュニケーションのよい企業文化を創る。

たくさん書きます。

次に重要カードを選出。
選出理由の裏書きをします。

カード出しについて、著者は『1人ブレーン・ストーミング』と書いていますが、
頭のなかをすべて書き出していくことで、思考を整理するプロセスといえます。

このカード出し、重要カードの選出、理由の裏書きの一連のプロセスを
繰り返していくことが戦略立案プロセスとのこと。

問題解決のプロセスですね。

下記が戦略を立案するための5つのステップ、10の作業です。

それぞれテーマを変えながら、カード出し、
ブレーン・ストーミングをしていき、問題解決までつなげるように設計
されています。

戦略を立案するための5つのステップ、10の作業

ステップ1.目標設定
作業1:「3年目標」のカード出し
作業2:重要目標カードを選定し、理由を裏書き
ステップ2.目標合意
作業3:目標合意
ステップ3.課題の発見
作業4:「課題の洗い出し」と重要課題の認識
作業5:3つの重要課題カードを選定し、理由を裏書き
ステップ4.解決策の策定
作業6:重要課題それぞれに解決策カード出し
作業7:3つの重要課題解決策カードを選定し、理由を裏書き
作業8:重要課題解決策カードに戦術カードを追加
ステップ5.派生問題と対処
作業9:解決策それぞれに対して「派生問題カード」出し
作業10:「最大障害カード」に対して対応策カードを選定

カード出し、思考の整理・アウトプット。
続いて、選定・判断します。
選定理由を書きます。

そして、次のステップに行く。

望む目標から、課題の発見、解決策の策定、派生問題と対処。

これら一連の問題解決プロセスを思考の整理をしながら行うことが
本書の肝
であると感じます。

経営は常に問題が複雑にからみあっているもの。

落ち着いて、目標や課題に対して、思考を整理させ、
課題解決へのアプローチをとっていくべきだと感じます。

シンプル、かつ、実践的な経営アプローチ。

今後に活かしていきたいと思います。

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地域ダントツ一番店がやっている「無敵」の集客術 前田 展明 (著) #183

12月 12th, 2011 by read

知人の敏腕経営者である前田展明さんが
処女作としてご著書を書かれたということで手に取った一冊。

飲食店を5店舗まで拡大したところ、一夜にして店長5人が姿を消します
そのため業績悪化、赤字転落で26歳で借金5027万円に

そこから、独自の集客法を編み出すなどで復活。
大いに活躍され、出版された方です。

本書のテーマは業績アップ、集客アップです。

ざっと目を通したあと感じたのは、すごい良書だということ。

どう良いのかというと、たくさん(複数種類)の集客法を紹介し、
さらに実際のデータや事例を入れて具体的であるところ
です。

これは、なかなかオープンにしたがらないノウハウ部分です。
だからこそ、本書は価値が高いです。

たとえば、チラシの作り方。

飲食店の集客として、チラシは今でも効果的な集客手段のひとつ。

そこで、実際にどのようなチラシをつくればいいのかを
11のポイントに分けて説明。

チラシの文章のコツから、写真の使い方まで。

きちんと過去のチラシと写真を撮り直したチラシの比較を
実例紹介しているところが素晴らしい。

他に興味深かったのが、法人のランチ需要を取り込む方法論の部分。

まず、営業ツール(本書で解説あります)を用意して、実際に営業。

どうするかというと、15秒以内に立ち去るそうです。

<法人営業の流れ>
①「トントン」と、ドアをノックする。
②「失礼しまーす」と言いながら、中に入る。
③「お昼にランチを宅配いたしますので、よろしくお願いしまーす」と言いながら受付の女性にチラシを手渡す
④立ち去る

具体的。

もちろん、ベーシックな、基本的部分も押さえています。
「当たり前のことを徹底する」

飲食店でいえば基本であるQ(クオリティ・品質)S(サービス)C(クレンリネス・清潔さ)を徹底して見直します。

セミナーなどで飲食店経営者の方とお話していると、この基本の意識が薄れてきている方が意外に多くいるのです。

そして、当たり前のことが徹底できていない人にかぎって、難しいことばかりを勉強し、テクニックで売上をなんとかしていこうと考えてしまうのです。

これらは一端で、他にもたくさん方法論が語られています。

最初に申し上げた通り、著者の前田展明さんは私の知人です。
それでひいきしているように感じられるかもしれません。
もちろん、それもあるかもしれません。

ただ、客観的に見て、もし、あなたが飲食店経営者、宅配飲食経営者であれば即買いです。
その他業種の経営者・起業家であれば、1575円ですから、投資としては安いように思います。

こういう本を読むたびに、書籍というものは
コストパフォーマンスがやたらと高い商品なのだと感じます。

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株式投資を本気で考えたときにオススメする良書4冊 #179-182

11月 30th, 2011 by read

先日、とある方とお会いしました。
その方は、「株式投資をしたいとは思っているのだけれども、
どういう本を読めばいいのかわからない」
と悩まれていました。

書店に行けば、本当にたくさんの本が並んでいます。

初心者向けから、ベテラン向け、
ちょっとあやしい感じの本まで、たくさんの本があります。

たくさんの本がありすぎて、どれを読めばいいのかわかりません。

指針のないまま選んでもいいのですが、場数を踏んで選べるようになるまで、
わからないまま、暗中模索というのも大変です。

その方以外にも、同じような悩みを以前聞きましたので、
株式投資を本気で考えた方にオススメする良書を4冊ピックアップしてみました

1.『ピーター・リンチのすばらしき株式投資』ピーター リンチ (著)

初心者の方に。
投資とはどのようなことなのかが書かれています。

投資家・資本家は資本主義の最初の担い手です。
投資をすることで、社会についてどう貢献することになるのか、
また、自分個人が豊かになっていく事について書かれています。

第一章は資本主義の歴史。
資本主義はどういう歴史の流れがあるのか。投資がどういう意味を持っているのか。

第二章は投資の基本。
今すぐ始めることの重要性。お金に働いてもらうことの大事さを訴えています。

第三章は会社の一生。
企業とは、どういうものか。

また、補遺に「早わかりバランスシートの読み方」があります。
財務諸表分析の知識をつけるには、参考にできます。
資本家入門の本です。
(要注意)投資先、銘柄選びについてのノウハウはあまりありません。

『ピーター・リンチのすばらしき株式投資』の新装版が出ているそうです。
『ピーター・リンチの株の教科書』
私は持ってませんが、同じ内容みたいです。新装版のほうがよろしければ。

2.『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』 メアリー バフェット (著)

何かを学ぶならば、その道のトップに学ぶのが近道。
株式投資のトップというと、やはりウォーレン・バフェットです。

ウォーレン・バフェットは基本的に株式投資主体で富を築き、世界一の大富豪にもなるほどになりました。

『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』は、そのバフェットの銘柄選択術についてまとめられた本です。
バフェットが重視する指標、企業評価の仕方、好ましい企業について述べられています。

もちろん、企業評価ですから、数字や数値がでてきます。
入門にしてはちょっと難しいかもしれません。
しかし、きっちり学ぶには、それなりのハードルは越えないとならないかと思います。

最初のほうに「本書に登場する主な財務指標」として、
・1株当たり利益:EPS
・1株当たり純資産:BPS
・株価純資産倍率:PBR
・株主資本利益率:ROE
・株価収益率:PER

が挙げられています。

これらの指標は知っておいて損はないと思います。

3.『株で富を築くバフェットの法則 「新版」』 ロバート・G・ハグストローム (著)

ウォーレン・バフェットの全体像を学びたいなら、この『株で富を築くバフェットの法則 「新版」』がよいと思います。

バフェットの資産形成の過程について、
二人の恩師(ベンジャミン・グレアム「数量的アプローチ」とフィリップ・フィッシャー「質的アプローチ」)について、
企業分析のアプローチ、事例などなど、
ウォーレン・バフェットについて学ぶには適した書籍かと思います。

内容紹介に「バフェット本No.1」と書かれていましたが、たしかによくまとまっております。

4.『ピーター・リンチの株で勝つ』ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著)

全米NO.1ファンドマネジャーと呼ばれた伝説の人物ピーター・リンチの本。

入門的な良書を、ということでピックアップしていったつもりですが、
良書はどうしても入門なのに難しいもの。

仕方ありません。
良い本は、情報量が豊富なので、難しくなりがちです。

本書『ピーター・リンチの株で勝つ』もそうなってしまいました。

340ページもある厚い本です。
しかし、良書です。

内容としては、「投資を始める前に」
「有望株の探し方」「長期的視野」の3部に分かれています。

株式投資での銘柄選択については、第二部「有望株の探し方」がそれに当たります。

ピーター・リンチは6つの分類をします。

1.低成長株
2.優良株
3.急成長株
4.市況関連株
5.業績回復株
6.資産株

改めて考えてみると、この種の分類を前提に
ポートフォリオを組むことは賢明であると感じます。

たとえば、資産株は100円の資産があるのに株価は50円というような株を指します。

この種の株は大きな値上がりが見込めるという可能性は低いのですが、
資産の適正額より低い評価ですから、正しい評価になると値上がりします。

また、100円の資産で株価50円です。
50円ですから、それよりどんどん下がっていくという可能性が低く抑えられます。
つまり、ダウンサイドのリスクを減らせるわけです。

あまり値下がりしなくて、リスク低めで株式投資をするにはいいですから、
そういうリスク回避性向の方は、資産株比率を高めるといいわけです。

改めて、ピーター・リンチは優れた方だと感じますね。

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竹内正浩


ビジネス書著者。
2004年九州大学経済学部卒。2006年、会社設立。2007年、会社売却。これまで30代で年収3000万円を実現した110名の人生を直接取材、総勢310名を調査。『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人、稼げない人』として出版。著書『コーヒーとサンドイッチの法則』(東洋経済新報社)。
竹内正浩のプロフィール
(宣言)「本ブログの方針」と「献本」について
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竹内正浩の著書


『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)


『コーヒーとサンドイッチの法則 -「利益を獲得する」ための6つの戦略』竹内正浩(著)(東洋経済新報社)その韓国語版

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