伝統的建築

法事で美祢市に行ってきました

義母の法事で美祢市に行ってきました。
美祢市(みねし)は山口県中央部にある市で、秋吉台・秋芳洞のある市です。

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まず、お寺で法事をしてきました。
このお寺が築100数十年という建造物で、非常に太くしっかりした木材を使っております
今では、貴重な建築物ですね。

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このような太い梁、柱に使える木材自体がないですし、造りとしても現在では大金がかかりますので、なかなか難しいですね。

加えて、梁には加工がされて、デザインが施されています。
当時の技術もすごいですね。現代ではなかなか難しい。

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時間も手間もかかる木材加工。素晴らしい。
感嘆の声がでますね。貴重なものです。

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お寺から移動しまして、お墓にお参りをしました。
緑豊かなエリアで、天気はすぐれなかったのですが、気持ちのいいものですね。

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さて、お寺でお聞きした話。
やはり、このエリアでも人口の過疎化が進んでいるそうです。
世帯数も減少。子供の数も少ないです。

加えて、若い世代は都心部に出て行ってしまう。
どうしても、都市部でないエリアはそうなってしまうようです。

スーパーやコンビニも、なかなか近くにないですから、都市部生活に慣れた者には堪える生活です。

山が近いこともあり、イノシシ、サル、タヌキが普通に出てくるそうです。
ただ、人に迷惑かけることもあり、大変みたいです。

たしかに山に囲まれたエリアではありますが、携帯電話もつながりますし、テレビで東京の話も流れるわけです。
すると、どうしても都市部の情報が入ってしまいますから、都市部の便利さ、にぎわい、充実感を求めて、若い世代は出て行ってしまう。

ある意味、仕方のないことなのかもしれないです。
私自身が福岡の都市部で生まれ育っていますから、何も言う資格はないですが。。。

日本について、色々と考える機会になりました。