放射線の勉強会・福岡に参加してきました

知人のF様ご紹介で放射線の勉強会が開催されると知り、
放射線について、知識を深めようと思いまして、参加してきました。

私自身、放射線とのかかわりはまったくないわけではありません。

実は、私は「エックス線作業主任者免許(国家資格)」を持っておりまして、
意外に知識があったりするのです。

まあ、知識だけですが。。。

今回の勉強会の講師は、水野義之 先生。

  京都女子大学現代社会学学部教授
  専門:素粒子・原子核物理学、情報学・情報教育
  京都大学理学部卒、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。
  フランス・Saclay原子力研究所・基礎研究所、
  西ドイツ・マックスプランク原子核研究所、
  ハイデルベルグ大学・物理学研究所、
  欧州素粒子物理学研究所(CERN)、大阪大学核物理研究センター等を経て現職。

開始前です。参加者は2-30名で多かったです。

原子力発電所について

「LOCA(Loss Of Coolant Accident)・冷却材喪失事故」が起きた。

事故のプロセスについては、「動画で見る炉心溶融」という動画があります。

チェルノブイリ原子力発電所事故は、核爆発が起きたのと同レベル。
スリーマイル島原子力発電所事故と福島第一原子力発電所事故は、そこまでのレベルではない。
核分裂の余熱レベルのインパクト。

チェルノブイリは、核爆弾クラス。
福島はそこまでではない。

世界に原子炉は430基。
事故率は6000年に1回だそう。
しかし、400/6000=1/15。
つまり、15年に1回大事故が起こる確率に。

実際、スリーマイル(1979.3)、チェルノブイリ(1986.4)、福島原発(2011.3)で平均16年。

核分裂生成物について

放射性物質の量が重要で、それが半減するのが半減期。
放射線を出す不安定な原子核の量が放射性物質の量。

核分裂生成物は半減期の期間によって三種類に分けられる。

1)超長期
Tc(テクネチウム)・テクネチウム98でおよそ420万年。
長すぎて、影響が薄い。

2)中途半端な期間
Cs-137(セシウム137)の半減期は約30年。
Sr-90(ストロンチウム90)の半減期は約29年。

中途半端に長いので、影響が大きい。

3)短期
I-131(ヨウ素131)の半減期は8日。
短いので、要注意。

ガイガーカウンターです。
放射線を測定します。

放射線の人体への影響について

パラケルスス(中世の錬金術師)の言葉:
「毒か薬かは、量次第」

ベクレル:放出個数
シーベルト:生体影響の度合

人は常に、自然放射線を受けている。

1)宇宙
2)大地
3)ラドン(大気中)
4)食物

これらから、放射線を受けており、
その度合は、世界平均で年間2.4ミリシーベルト(mSv)。
日本の平均で年間1.5ミリシーベルト。

100ミリシーベルト以上の線量で、線量とともにがん死亡が増加。
放射線によるがん死亡が1000ミリシーベルトあたりおよそ5%。

60日間で50%の致死率の線量は、3-5シーベルト。
60日以上だと、回復機能が働くので、致死率は下がる。
ちなみにチェルノブイリは、5シーベルトを浴びた子供もいたそう。

日本人平均で、生涯に1.5mSv*70year=105mSv

■放射線の人体への影響

放射線の影響で、DNA分子結合を切るなどが起きる。
この際のDNA損傷を修復する機能が人体にはある。
しかし、それが完全にできなかった場合、ガンなどの影響がある。

規制は安全めに設定されている。
安心してよい。

色々と知識を得ました。
ありがとうございます!

参考情報:放射線医学総合研究所・東日本大震災関連情報



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