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ジョン・ヘンリー(John W. Henry:ボストン・レッドソックスのオーナー)とは?

ジョン・W・ヘンリー(John William Henry II)は、メジャーリーグの有名チーム、ボストン・レッドソックスのオーナー。ジョン・W・ヘンリー・アンド・カンパニー(John W. Henry & Company (JWH))の創業者。先物、外国為替のトレーダー、アドバイザーとして有名。

ジョン・ヘンリーは、1949年9月13日にイリノイ州クインシーの裕福な農家に生まれた。

また、9歳のとき初めてメジャーリーグの試合を観戦し、そのとりことなった。ヘンリーは、知性は並だが、数字に関しては、才能があり、打率や防御率を頭の中で計算していたという。

それが、現在のボストン・レッドソックスのオーナーになるという出来事へと続いている。

ジョン・W・ヘンリーは、ビクター・バレー・ハイスクール(Victor Valley High School)卒業後、ビクター・バレー・カレッジ、University of Californiaなど4つの大学に出席し、主に哲学を学んでいたが、なんと大学の学位は取っていない。

転機となったのは、父親が死んだときだった。

彼は、農場を継ぎ、独学でヘッジの技術を学び、コーンや大豆の先物といった穀物の投機を始めた。

ヘンリーの初めてのトレードは、大豆の価格が上昇しているときだった。
彼は、「大豆の先物をヘッジのために売れ」とアドバイスされたが、自分の本能に従い、先物を買いに走った。そして、後に彼は、「純粋な幸運だった。」と言ったが、75,000ドルの利益を上げた。

最初の妻とのノルウェイへの旅行の後、ヘンリーは、先物トレーディングにおいて有効な
メカニカル(機械的な)トレンドフォローのシステムを開発した。

そして、1981年、ジョン・W・ヘンリー・アンド・カンパニー(JWH)を設立。
カリフォルニア州アーヴィンに小さなオフィスを開設。

フルタイムのマネーマネジャーとなり、6つのトレーディングシステムを用い、通貨から穀物までトレードしていた。

彼のトレード法は、長期トレンドフォロー。
しかも、メカニカル(機械的)で、自由裁量のないやり方。

ちなみに、ジョン・W・ヘンリーは、Roush Fenway Racing stock car racing teamというNASCARのチームの50%を所有している。

関連リンク:
・ジョン・W・ヘンリー・アンド・カンパニー(JWH)公式ホームページ
ウィキペディア:ジョン・W・ヘンリー(英語)