仕様決め

【四季の住まい-鳥飼7】木の窓(木製サッシ)はどんなモノ??

完全独断専行型の新プロジェクトである新しいモデルハウス『四季の住まい-鳥飼7丁目』の仕様決め、セレクトについての背景やウンチクやら、セレクトに至った要因などをお伝えしております。
拙いブログではございますが、ご覧いただいている方の家づくりの参考に多少なりともお役に立てればという気持ちで書いております。

■『四季の住まい-鳥飼7丁目』の記事一覧
0.鳥飼7丁目で新プロジェクトがはじまります!
1.お風呂はどれにする??
2.トイレはどれにする??
3.玄関ドアはどんなモノ??
4.土地はどんな場所??

さて、前回の記事では「玄関ドア」についてのセレクトをお話させていただきました(参照リンク:玄関ドアはどんなモノ??)。
今回は木製玄関ドアと関係深い、窓の話、「木の窓(木製サッシ)」についてお話できればと思います。

木の窓(木製サッシ)はどんなモノ??

一般的に開口部(窓)と言ったら、何を思い浮かべますか??

アルミ、、、ですよね。
それが「アルミサッシ」と呼ばれるものです。

他にも種類があります。「樹脂サッシ」と呼ばれるものです。
これらは窓のなかで、ガラス面以外の枠の部分に、アルミや樹脂(プラスチック)を使っているものです。

日本ではこれらのアルミサッシ、樹脂サッシが主流で、木製サッシはわずか0.5%だそうです。
一方で、日本以外の先進国では断熱性を初めとする性能に優れる点や重厚感のある美しさで木製サッシ窓が主流になっています。

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玄関の左にありますのが、小さめな木の窓(木製サッシ)です。

日本以外の先進国で木製サッシが主流、日本ではアルミサッシが主流。
なぜでしょうか?

答えは簡単で、大きな理由は「お金」です。

金額的には「アルミサッシ < 樹脂サッシ < 木製サッシ」となっています。

金額に比例して性能も「アルミサッシ < 樹脂サッシ < 木製サッシ」なんですよね。

アルミに比べて樹脂は断熱性が1200倍あるそうですが、木は1700倍なんです。
断熱性能が高いんですね。
加えて、でんホームの木の窓は北欧のデンマークの技術を活用していますから、断熱性だけでなく、気密性も高く、遮音性にも優れています。標準は高断熱(Low-E)複層ガラスです。

というわけで「いいモノは高い」というオチになりそうなんですけれども、でんホームでは玄関ドアと同じように、標準規格、標準仕様という前提でメーカーさんとやり取りしまして、お安くご提供いただいています。

そういうわけで、でんホームでは木の窓を標準採用できるわけなんです!

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木製サッシ

ただし、前述の通り、標準規格がございますので、窓の幅・高さの制約がございます。
十分なバリエーションを確保しているつもりですが、超こだわりの窓にしたいという場合は特注になります。
特注はもちろんオプション扱いでして、お値段もとてもはります。徹底的なこだわりとご予算のある場合に限られるような気がします。

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ヘーベシーベ

あと、玄関ドアのところでも同じようなお話をさせていただいたのですが、同じようなちょっとしたデメリットがございます。

先ほどもお話しましたが、標準規格の前提でお安くしていただいておりますから、自由にサイズを変えたりできません。
木の窓枠の色はオスモカラーのラーチ色しかありません。
濃い色、たとえば黒とかであれば、上塗りすることで色を変えることができますが、あまりオススメしません。

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オスモカラーのラーチ色はこんな色です。

ただ、これらの話はあくまで標準品でのデメリットでして、もちろん、オプションですが、特注扱いで自由に色も含めてサイズも変えられます。

そして、最後に「木の窓」ですから、窓枠はリアルな木です(米松という樹種)。
この風合いを長く保つためには、メンテナンスをされることをオススメします。
もちろん、でんホームがメンテナンスのサポートをいたします。
ただ、基本はご自分でされることになります。
メンテナンスとは自然塗料を塗装することです。大体、3年目までには一度再塗装をすることが推奨されます。
2回目は10年目くらいに再塗装。以降は10年ごとに再塗装となります。

メンテナンスは大変なようで、楽しい面もございますので、楽しんでできると、よろしいかと思います。
前述の通り、塗料はオスモカラーを使っていますので、以前に書きましたブログ記事をご参考にされるとよろしいように思います。

参照記事:外装用オスモクリアープラスの失敗しない、上手い塗り方

ということで、木の窓(木製サッシ)の話をさせていただいたのですが、私はでんホームで働いていて、木の窓を標準仕様でお客様にオススメすることができて、本当によかったと思うんです。

アルミサッシや樹脂サッシを批判するわけではないのですが、窓を木の窓にすると、木の家ってすっごく引き立つんですよね。
ヘーベシーベと言う大型の窓を使うと、すごく開放的な空間になります。ちょっとした窓枠が木の質感を持っていて、美しいんですよ。
木の窓は窓枠も細いので、とってもスッキリした印象になるんです。一度、実際に体感していただきたいですね。

ハウスメーカーさんで「木の窓」と言えば、『スウェーデンハウス』さんが有名です。

でんホームの木の窓との差異で言いますと、スウェーデンハウスさんが3層ガラス(トリプルガラス)ですから(でんホームはLow-Eで2層)断熱性能が高いと言えますが、
枠の樹種がパイン材だったと思いますが、でんホームは米松です。超個人的な意見では米松のほうが木目がキレイなんで、大好きです。
あと、でんホームにはヘーベシーベという大型の窓があるので、そこですごい開放的な空間がつくれるのがいいですね。
もちろん、特注にはなりますが、3層ガラス(トリプルガラス)も可能です。オプションですが。

・・・と、何が言いたいのかと申しますと、木の窓っていいですよ、ということです。
スウェーデンハウスさんも木の窓をプッシュしてますから、実際にスウェーデンハウスさんのモデルハウスに行かれてみるのもいいかもしれませんね。

それくらい、熱い想いがあったりする木の窓。
一度、実際に体感いただいてみると、よろしいかと思います。

オススメです!!

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