鳥飼PJT3「でんさんち」 木ずり(塗り壁の下地に使う板です。)が張り終わりました。

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鳥飼PJT3「でんさんち」
木ずり(塗り壁の下地に使う板です。)が張り終わりました。

外部はこの下地の後、そとん壁というシラス(南部九州の火山堆積物、シラス台地のシラスです。小魚じゃありませんよー!)塗り壁です。

メーカーホームページはこちら。
http://www.takachiho-shirasu.co.jp/products/soton/

去年、竹内もブログで熱く語っています。
http://www.denhome.jp/mt/2015/03/28/2960

藤本の個人的には、本物の自然素材の持つやわらかな質感はもちろん、高耐久性、また劣化がしづらい、汚れもつきにくい、というのが利点かと考えています。

3年経つゲストハウスの、このそとん壁の外壁は、ほとんど雨染みなどなく美しいのですが、後から建築された、同じエリアの白い外壁のサッシ両脇には、すでに雨染みができていました。

ただし、劣化しにくいそとん壁だからと言って、状況によっては決して汚れない、劣化しないわけではないです。

でんホーム立ち上げ前から今まで、この外装材を使う前に、過去の施工事例や生産現場、20年近く経っている外装、10年程経っている他の物件も見てきたりしていますが、やはり状況により汚れが目立っている事も有りました。

まず、軒の無い建物の場合は顕著でした。
やはり、上の方から雨染みの様なものができています。

これは、そとん壁が汚れた、、というよりも、その上の板金だったり、大気中の埃や排気ガスからの汚れかと思われます。

同様に、軒があっても、車通りの多い場所、北側で、日当たりが悪く、常時日陰で湿度が高いような部分、水周りでやはりなかなか乾きづらいような部分が汚れが目立っていたり、藻が生えていたりしました。

弊社物件でも、お風呂のサッシ周りは藻が出ているところもあります。
ただ、外装材そのものが劣化しているわけではないので、ある程度、洗い落とす事ができます。

とても良い素材なのですが、
正直お高いのです、、、、(>_<) そこが一番のネックかもしれません。 13450049_10207120023455180_9028408118237657416_n

そして大工さん、やっと内部造作です!

外部周りだけ見ても、耐力面材、木製サッシ、小庇、水切り、軒天の板張り、この木ずり、大工さんは、一般的な住宅建築と比べて何倍も日程と労力がかかっていると思います。

内部造作も、また労力のかかる場所ですが、
頑張っていただきます!